2011年3月24日木曜日

災害時のツイッターの使い方で感じたこと

衝撃的な東日本大震災から2週間、、、私は被災地からは離れてますが、TVから流れてくる被害の状況、そして現在も続いている原発災害、、、何か被災者の方に助けになることができないか、、、考えつつもそれができない苛立ち、無力感、、、正直気分が滅入っていて、BLOGの更新もすっかり忘れてというか、ライフハックどころじゃないなとか思ってました。ただこういう時でも、Lifehacking.jpのmehoriさんは、被災者の方々の支えになるような記事(不安な気持ちは手帳に受け止めてもらう)を書いておられて、ほんと感服です。この災害から目を背けず、何でもいいから何かを学び、未来へ活かす必要があるなと感じました。そんなわけでこの2週間で特にツイッターの使い方について私が感じたことを書いてみます。

災害とツイッター
今回の震災ではインターネットとツイッターが活躍していますが、ツイッターについては、この年明けから先月にかけての一連の雪害に対するツイートもよく目にしました。災害時にはツイッターは今の状況がリアルタイムに伝わりますし、TVや新聞では伝わらない情報を得ることができます。これはツイッターの最大の利点ですが同時に欠点でもあります。その欠点とは、簡単にいうと、間違った情報やデマも容易に流れてしまうということです。そして、情報過多の問題も存在します。ツイッターに飛び交う情報の中で、本当に大切な情報が埋もれてしまう可能性があります。ただ、この問題で気に留めておかないといけないのは、ほとんどが「善意」によって生まれているということ(もちろん悪意を持ってデマを流す人もいるでしょうけど)。みんな、良かれと思って情報を流しているんです。

「RT」の使い分け
ツイッターには、現在

  • 公式RT
  • 非公式RT
の2つがRTとして認知されています。ツイッターの歴史的経緯からみると、非公式RTが先に登場し、公式RTがツイッターの正式機能として後から実装されました。前者は、ツイートをそのまま流します。後者は、自分のツイートの1部として引用的に使います。個人的には前者の「公式RT」は嫌いだったんです。みたくもない人のツイートが流れてきますし、RTしている人の真意が見えない。どういう意図でこれをRTしているのか、それがわからない「公式RT」はフォロワーとしてなにかいやだったのです。

ただ、今回の震災から私は公式RTも使うようになりました。その理由は
  1. 公式RTは、何回もタイムラインに登場しない。
  2. 公式RTをは改変されるおそれがないので、情報の信頼性が担保できる
  3. 公式RTでは、万一、RTされたツイートにミスがあれば、その元が消えることで拡散を止めることができる

という点です。1は、情報過多を防ぎますし、3については、善意を元にRTしたが実はそれが間違いだったという際に有効です。

情報源を必ず確認する
緊急的なツイートを見たら、すぐにRTしなきゃ、、、と思うんですが、それがほんとに正しい記事か確認することは大切です。特に非公式RTでつぶやかれた認識が正しいのか、RTされたツイートを確認したり、引用されたサイトを確認するなど、一息入れましょう。「緊急性」よりも万一のデマ(誤報)の拡散による2次的な災害を避けるほうが大切だと思います。

ツイートは改変されることを認識しておく
上述のRTの話でも書きましたが、ツイートの内容は「非公式RT」により実質的に改変可能です。今回の震災で目にしたのは、義援金・寄付金の振込口座が書かれたツイートがRTにより違う番号に変わっていたとか、、、実際、そのツイートを見たわけではありませんがそういう話をしたツイートを目にしました。その真偽はともかく十分考えられる問題です。重要な情報はウェブページを活用し、ツイートではそのURLの転記にとどめておくべきでしょう。

検索オプションの活用
キーワード検索により、自分が知りたい情報に絞り込んでツイートを見ることができます。この時、同じようなツイートを何度も見かけたりします。実はツイッター検索では、「-」オプション(マイナスオプション)で任意のキーワードを除外できます。たとえば、「-RT 」とキーワードのあとに続ければ、非公式RTされたツイートは除外できます。

以上、ツイッターの使い方について書いてみました。少しでもツイッター活用の参考になれば幸いです。


目標まであと10日

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