2013年3月28日木曜日

ワンクリックウェアに感染した際の対処法


自宅のPCがワンクリックウェアに感染したようで、ちょっと苦戦したのでメモ書き。。。

ワンクリックウェアとは
いわゆるあれですよ。変なサイトにアクセスしたかなにかでデスクトップに広告がずーっとでてくるやつ。。。それが自宅のPCに入ったしまったようなんです。どういう操作をすればそんなのが入るのか?アンチウィルスソフトは動作しなかったのかな?とかは不明な
んですが、とにかくかかってしまったのはしょうがない。

その正体は
で、この実体は、
  • mshta.exeを利用したHTMLアプリ(ページ)
なんです。WindowsはIEというブラウザと密結合されてますから、 この実行ファイルを消すわけにはいかない。タスクマネージャーでプロセスをみてみると
  • HTML アプリケーション ホスト
というのが実行されているはずです。このプロセスを消せば広告画面は消えるでしょう。しかし、、、また復活するんですよ。復活するというのも、
  • しばらくするとまた出てくる
  • PCを再起動した時にまた出てくる
といった2重の罠があったります。巧妙です。これらはレジストリが書き換えられていたりするらしく厄介です。

解決策
スタートアップ系のところに書き換えられているはずだ、、、と、
  • regeditを使ってmshtaと記述されている箇所で怪しいところを削除
という策をとってみたんですが、やはり出てくるんですね〜。うーむ、手強い。で、ちょっとぐぐってみたらあるんですね。駆除ツールってやつが!!
ボクはこのアプリを利用してみました。インストールしたあと起動一発で原因を特定して、かつ削除をしてくれます(削除ボタンをおして削除)。このソフトが親切なのは、どこのデータを消すのか?というのを教えてくれるところです。上記画面をみてわかるように、ボクが相手をしていたワンクリックウェアは「タスクスケジューラー」もいじってたんですね。そりゃregeditでレジストリ触るだけじゃだめですわ。

ちなみに、トレンドマイクロのサイトにも手動での解決方法が載ってます。
まあとりあえず解決したわけですが、とりあえずいろいろ心配なのでウィルススキャンをしときました。めでたしめでたし。。。っと。

2013年3月25日月曜日

Google Keep ファーストインプレッション


さて、なにやらGoogle Keepなるツールがでたようですね。Evernote対抗と言われれば、ライフハック界隈の皆さんは無視できないでしょう。というわけで、おちくんのファーストインプレッションを紹介します。


まだまだですね
いきなりダメだししますが、Evernote対抗というには、10年早いでしょう。10年というのは適当な数値ですが、まあそれくらいまだまだってところ。何がまたまだなのか?

(1)インプットツールとしての弱さ
取り込めるメディアタイプが現状では少なすぎます。個人的に、Evernoteはメモ書きだけでなく画像、PDFの管理、Webのスナップショット、、に使っているのですが、Keepはまだ未対応ですよね。Evernoteを使い続けて思うのは、この手のツールはデータをガンガン溜めていってから効果を発揮するわけで、現状のKeepではそういった使い方が想像できません。クライアントのアプリもないですしね。
(2)アウトプットツールとしての弱さ
上記で、「この手のツールはデータをガンガン溜めていってから効果を発揮する」と書きましたが、それはつまりアウトプットの話に他なりません。現状のkeepにはタグ付もノートブックの概念もないですし、全文検索だけでなんとかしようと考えてるのかな?ちょっと無理がありますね。


未知数故の怖さ
まだ出てきたばっかりだし、Googleの事だからこれから改善していく可能性は大いにあります。しかしながら、最近のGoogleはサービスをなにかと止める傾向があります。例えば、
  • Google Wave
  • Google note
  • iGoogle
  • Google reader
とそれなりにユーザがいたであろうサービスにも関わらず、突然辞めるとか。。。個人的には迷走しているなぁ。。という気がしています。
まあそれがある意味Googleらしさでもありますが、Evernote対抗と考えるとそれは見過ごせません。Evernoteを日常使っている人は、「全ての情報をEvernoteに!」というかけ声の元、Evernoteと心中するつもりの人がほとんどだと思います。ボクも全てとは言いませんが、仕事で使うデータを中心にとりあえず放り込んでます。
つまり、Evernoteのようなメモ系のサービスは、永続的に使える保証がないと使う気になれないんですよ。もちろん、Evernoteだって、突然、どこかに買収されたり、サービスが停止する可能では持ってます。しかし、そのサービス一本でやっている会社と、数多くあるサービスの一つでは重みが違います。可能性の問題として、現状のGoogleはちょっと信用が落ちるんです。

Googleはどうするべきか?
Googleがいろいろなサービスを出してくるのには理由があります。それは
  • 人類が使うすべての情報を集め整理する
という壮大な目的のため。。。このためにいろいろなサービスを用意して、ユーザの発する情報を入手する手段を増やそうとしているわけです。ウェブ、メール、つぶやき、文書、、、そして、その次のターゲットとして、メモを媒体にユーザの思考にまで手を出そうとしている。この視点は悪くない。だけど、UI/UXの部分が弱いんですよねー。Googleって。だから、個人的にはGoogleにはAPIだけ頑張って欲しいと思ってます。あとは、誰かがいいUIのツールを作ってくれますよ。

以上、Google Keepのファーストインプレッションでした。皆さんは、どう感じましたか?

2013年3月21日木曜日

旅ハック:海外対応モバイルマルチタップ 〜MBP-W3P(ミヨシ)〜



今や海外への旅行や出張でもノートPCやスマホ、タブレットなどいろんな電気機器を持ち歩く時代になりました。ボクはモバイルプリンターとかも持ち込んでますし、、、そんな時にあると便利なガジェットの1つに電源のマルチタップがあります。

海外旅行における電源の問題
海外旅行において気になる電源周りの問題は次の2つです。
  • 電圧の問題
  • コンセント形状の問題
通常、前者には変圧器、後者にはコンセント変換プラグを利用すると思います。ただ、いろいろ持ち歩く電子機器が増えると、こららのガジェットが増えて、金銭的なコストもかかるし厄介なんですよね。

250V対応機器は増えている
ノートPCやスマホ、タブレットに関しては、グローバル化に伴い海外生産のモノが多いせいか、ACアダプターには100V以上の電圧に対応しているものが増えています。 電源アダプターの入出力を見て下さい。そこに、INPUTで許容されている電圧が書かれているはずです。


上記はボクが持っているノートPCのアダプターですが、240VまでOKとなってます。そんな感じで、最近は変圧器の出番があまりないなぁというのが個人的な印象です。

海外マルチタップというソリューション
電圧はOKだとしてもコンセント形状の問題は残ってます。全ての機器用に変換プラグを買うのはやはりコストがかかります。そこでマルチタップの出番です。マルチタップがあれば、機器との接続のインターフェースはいつもどおりですし、変換プラグの数を抑えることが期待できます。もちろん、皆さんが日常使っているマルチタップを海外に持って行ってはいけませんよ。火を吹く可能性が高いですから!海外の電圧に対応したマルチタップが必要です。その1つが今日紹介するモバイルマルチタップです。

モバイルマルチタップMBP-W3P(ミヨシ)
このモバイルマルチタップの特徴は
  • 250Vまで対応
  • コンセント ×3
  • 2pin プラグ × 1
です。コンセント変換プラグはこのマルチタップだけに1つ用意しておけば、あとの電子機器はふつうに繋げることができます。もちろん変圧はしませんので、海外の電圧に対応した機器のみ接続可能です。
また、2pinプラグがあるのも意外と便利です。2pinプラグとは何かというと、ノートPCのアダプターなどでよく使われているプラグです。この手の電源アダプターの正体はAC/DC変換。電源アダプターの部分で交流電流を直流に変換をしているわけですが、交流側の配線は2pinプラグになっていることが多いです。このマルチタップがあれば、ノートPCの電源アダプターで2pinケーブルの部分だけは不要ということになります。


要注意!海外電圧対応で気をつけておきたいこと
上述で、250V対応機器は増えている。。。と書きましたが、ちょっと注意することがあります。私のノートPCはレッツノートなんですが、上記の通り、ACアダプターは240V対応です。しかし、パナソニックの公式の発表では、
  • レッツノートのACアダプターは100V~240Vに対応しているので、ほとんどの国・地域で使えますが、付属する電源コードは日本国内仕様(100V)です。そのため、付属の電源コードのままでお使いいただく場合は、100V出力で使用する変圧器が必要になります。変圧器はトランス式で、定格容量が合うものをお選びください。
    http://panasonic.jp/pc/appli/100tsukai/12/index2.html
という注意書きが書いてあります。確かに付属の2pinケーブルのコードをよく見ると125Vという記述があります。注意ですね。
ただ、以前、海外対応電源コードを国内量販店で買って持ってるんですが、それもみてみると125V(7A)と書いてあるんです。また、今回紹介したマルチタップの2pinコード部分もよく見ると125V(7A)と書いてあるんです。250Vまで対応してるはずなのに?ちょっと謎ですね。この点については、
  • PSEの区分表記の問題で大丈夫
  • 125Vで7Aまでの負荷をかけることができるという意味なので大丈夫
という話もありますが気になるところです。心配な人は200V以上に対応した電源コードを利用するなど自己責任で判断をお願いします。いちおうボクは、250Vまで対応しているというこのマルチタップの製品説明を信じて、このマルチタップから電源をとってます。また、「海外対応2pin電源コード」も別途持ってますが、それは万一の際にコードが焼けたりして、機器が全く利用不能になるのを避けるための保険のようなものとして持ってます。

以上、海外対応の電源タップについて紹介しました。なお、この電源タップは国内でも当然利用できますので、国内旅行でも使えます。持っておいて損はないと思いますよ。